スイッチ・・・それは甘美な誘惑。われわれ人類の、最も偉大な発明。
思い出すのは子供の頃に見た、アニメの未来世界。まさに子供たちの甘い夢の結晶であった。
そして夢の結晶の中では優秀な主人公や博士達が、カラフルなスイッチを自由自在に操っていた。
「ああ、僕もあんなふうに鮮やかにスイッチを操ってみたい・・・・!!」
そう思った子供は、200万人を下らないという。(ちょっと脚色あり)
スイッチに対して必要以上の思い入れを胸に秘めて、僕たちは大人になった。
そして大人になってから知る、スイッチの新しい魔力。
「このスイッチを押してはいけません」 (このレバーは引いてはいけませんでも可)
何故・・・・?スイッチなのに押してはいけない?何故なんだ〜〜〜!!
このスイッチを押すと、一体どんな天変地異が起こるというのか・・・!?
どこかの島が割れて戦闘機が出てくるとか?実は自分以外は全てロボットで、そのロボット達が動かなくなるとか?
何かと何かが合体してスゴイ何かになるとか?金盥が落ちてくるとか?
あ〜〜〜〜気になる!!押してみたい!!でも押せない!!
押すために作られたスイッチを押してはいけないという不条理!
う〜〜〜ん身悶え!!これが大人の楽しみ方ってもんだ!そうだろう?スイッチ愛好家達よ!
さて、こんにちは。音好堂店主による独断と偏見の館へようこそ。
すいません、前置きが長くなったしまいましたがそれには訳があります。
何故って?これこれ↓ ARIA PRO2 TS-500です。
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線の色で機能説明
赤→マスターボリューム
黄色→PUセレクタースイッチ
青→ブースターボリューム
白→マスタートーン
ピンク→トーンセレクター(6ポジション)
緑→ブースターON/OFFスイッチ
紫→上・フロントPUコイルタップスイッチ
中・リアPUコイルタップスイッチ
下・フェイズスイッチ
ね?どう考えても多いだろうと思わせてしまうほどのスイッチ郡。
製造は’80年前後と思われますが、当時としては非常に最先端であったことは想像に難しくありません。
まずそれぞれのPUタップスイッチ、フェイズスイッチ、6ポジションのトーンセレクタースイッチ、ブースタースイッチ。
ブースターはレベルにより100通り(?)のバリエーションサウンドが出せます。
しかもこのブースター、利きすぎるくらい利きます!レベルは調整できるので好みに応じて調整可能。
ちょっとファズっぽく、エグく、官能的に、等々とても言葉では言い表せないサウンド。う〜〜〜ん身悶え!!
是非、試奏してご自分の耳で試してください。その上スイッチ使い放題!!
当時の価格が5万。今では考えられないくらいのクオリティーの高さ。
ジャパンビンテージ候補は必須。むしろ、ジャパンビンテージに推薦したい!
(でも何処に推薦すればいいの?)最近ではコントロール部分が不完全なものの多い中、これは全て作動。
ボディにキズは目立ちますが、そんなものコイツの経てきた年代の勲章といっても過言ではないでしょう。
即使用OKの完品。
最近では当時のPEも再生産されていることですし、是非ARIAさんにはTSシリーズの復活を望みます。
音好堂店主 スイッチちょっとイイ話
以前、国内線の飛行機に乗った時、ど〜〜〜しても気になるスイッチがあって、
「駄目だ駄目だ・・・」と思いつつ、「ポチッとな」と呟きながらポチッとスイッチを押してしまったところ、
間髪いれずスッチーさん(美人)が、笑顔を湛えながらやってきました・・・・。
なんて素晴らしいんだ!個人的にスッチーさん(美人)呼び出しスイッチが欲しいと思いました。
こちらの商品は売れました Thanks!SoldOut!
>>Vol.5
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